化学メーカーってホワイト?ブラック?
院卒の新卒社会人です。社会人生活が、1年経過し、会社の内情に詳しくなった為、化学メーカーの実際の仕事内容について紹介します。
結論は、ホワイト。(研究所)
研究職での採用ですが、仕事内容は、学生時代と大きく変わりません。報告会や取引先との仕事が少し増加する。
大学院卒の場合、給料は、ネットや有価証券取引に記載している金額より、少し多くもらえると思います。なぜなら、化学メーカーは、工場勤務の高卒や専門卒スタッフさんがおり、下振れが生じる為です。
また、残業代は、問題なく支給される上、有給休暇もかなり取得しやすいです。新卒1年目ですが、ほぼ20日取れました。
また、その他の手当もかなり充実している企業が多いと思います。
人間関係は、良好な場合が多いと思います。理系が多いせいか、性格が温厚な人が多いです。そもそも、研究職は対人の仕事があまりない為、大きく心配する必要はありません。
就活身だしなみ(大学院生)
大学院生の就活で悩むことの一つは身だしなみ。研究職のインターンや選考で注意すべきことはあるのか。服装(スーツor私服)やカバン(リュックor手提げ)、靴、靴下、ネクタイ、ネクタイピン、ハンカチどうすんの?色や形で気をつけることあるの?そんな疑問に大手企業の研究職に内定を5つ貰った私が答えます。
●インターン時
(説明会)
リクルートスーツ
手提げ
ブラックシューズ
ネクタイ(ネクタイピンあり)
ブラックのコロコロor黒のノースフェイスリュック
(研究所見学、2・3日間)
リクルートスーツ
手提げ
ブラックシューズ
ネクタイ(ネクタイピンあり)
ブラックのコロコロor黒のノースフェイスリュック
●選考時
リクルートスーツ
手提げ
ブラックシューズ
ネクタイ(ネクタイピンあり)
ブラックのコロコロ
インターン・選考時、共に、キャリーバッグを持参するか、迷うと思います。結論としては、持って行っても良いです。なぜなら、置く場所がある為です。ただ、待合室がない場合は、邪魔になるので、コインロッカーか、ホテルに預けておきましょう。ホテルは、チェックイン前でも、荷物を預かってくれます。
「OfferBox」は研究職の新卒オファーも来る!むしろ、研究で忙しい理系向き!
大手からベンチャー企業まであなたにオファーが届くスカウト型就活サイト【OfferBox】
就職サイトの中でも一押しのスカウト型の紹介です。周りの評判・評価も良いです。利用の利点(メリット)しかなく、欠点(デメリット)はないと思います。
私は、某国立大学大学院の生命化学系(有機化学や薬物動態のようなもの、少し計算化学も)の研究をしていました。
就職ターゲットの企業としては、製薬企業、化学企業、食品企業、化粧品企業の研究職志望。実際、研究職として、4社から内定を頂きました。(理系にありがちな推薦応募は一切していません。)
このような私にとって、かなり使える就職サイトでしたので、詳しく説明していきます。
おススメ理由①豊富な提携企業数
その数は、5000社以上です。中小企業だけではなく、大手企業からベンチャー企業までが守備範囲になります。そのため、厚みのある就職活動が行えると思います。実際にオファーしてくれる企業が、5000社以上いると考えるとかなりの数です。他の就活サイトではありえません。
企業側もきちんと自分のことを見て、オファーをくれるため、かなり優遇してくれる選考フローになります。
参加企業としては、
(製薬の場合)
・参天製薬
・武田薬品
・大正製薬
(化学の場合)
・住友化学
・ライオン
・三洋化成工業
・富士フイルム和光純薬
・トクヤマ
・カネカ
・クレハ etc...
(食品・飲料の場合)
・カゴメ
・日清食品
・森永乳業
・ロッテ
・キリン
・キューピー
・コカコーラジャパン
・マルハニチロ etc......
これらは一部の企業だけですが、有名企業が多くあると思います。これだけではなく、中小企業も もちろん参画しています。
実需がきちんとあることから、登録学生数は右肩のぼり。
つまり、今では就活ツールとして必須のサイト(アプリ)です。
おススメ理由②本当にオファーが来る
「数が多いだけで、オファーなんて来ないのでは?」とあなたは思うかもしれません。しかし、オファーは本当にしてくれます。
これは、実際に僕が就職活動を行なっていた時の画面です(お断りして、オファーの取り消しをしていますが笑)。一ヶ月に5社程度はオファーをして頂きました。
実際に面接や説明会をしてくださるが、交通費は補助する優しい企業が多かったです。もちろん、自分に興味を持ってもらっているので!電話で話だけでもさせて欲しいという企業もありました。
特に、【OfferBox】 のおすすめ対象は、理系の大学院生です。なぜなら、オファーを待つだけだからです。研究で忙しくて、思うように就職活動ができない理系大学院生(特にブラックラボのみんな)は、効率的な就活を求めているはずです。それならば、このサイトの登録は必須だと思います。
おススメ理由③性格診断で就活力のアップができる
就活生はES(エントリーシート)や面接で、自己PRをしなければならない。自分を知るためにも、オファーボックスでできる適正検査が手助けになる。また、適性検査の対策としても、役立ちます。
特徴としては、【あなたの強み】【あなたの弱み】という項目があり、強みや弱みの説明が言語化されています。点数で教えてくれるのも、理系にとっては分かりやすい。
↓登録サイト
おススメ関連サイト
就活でのお礼(大学院生)
就活でのお礼メール、お礼手紙ってどうしてんの?大学院生の就活で悩むことの一つは作法。研究職のインターンや選考が終わった後、注意すべきことはあるのか。インターン後、選考後(面接後、一次面接、二次面接、技術面接、最終面接)どうすんの?内容で気をつけることあるの?そんな疑問に大手企業の研究職に内定を5つ貰った私が答えます。
まず、メールか手紙どちらにするか。お世話になった量で決まります。インターンシップで二日間ぐらいなら手紙。面接などの1時間で終わる選考や座談会などではメールでいいと思います。大手の場合、マイページしか連絡手段がないことも多い。そういう時は、マイページのお問い合わせで、メールと同様の手法で言うのもありだと思います。(受ける就活生も多いので、内容はかなり端的に分かりやすく。でないと、読まれることはない。)手紙の場合は、採用担当に送っていました。
メール編
1. 件名は分かりやすく
これは当たり前ですね。あとは、自分の名前や所属を書くと良い。
2. 本文の初めは、誰に送るか(企業名と担当部署や名前)
○○株式会社、株式会社○○の二つがあるので、きちんと確認が必要。担当部署は基本的には採用担当。人は複数の場合が多いので、部署で終わる場合がほとんど。教授推薦の場合は、リクルーターの名前を書くと思うが、漢字ミスに気をつけて。
3. 挨拶の後。自分の所属。そして名前。
何事もまずは、挨拶がマナー。「お世話になっております。お久しぶりです。こんにちは。こんばんは。」など簡単な挨拶をしましょう。「おつかれさまです」はNGです。(社員の方がこっちは仕事しとんやーってなる)
そして、所属と名前を名乗ります。
4. 本文(メールの内容をまず書く)
まずは、どういう内容のメールかをまとめている文を簡単に書く。お礼なのか、質問なのか。相手は1日に何通も見ないといけないので、一文目で、メールの内容を伝えることがマナーです。
そのあとやっと、より詳しい内容を書きます。ここでもだらだら書くのではなく、簡単に書きます。
5.締めの言葉
最後にメールの内容が終わったことを伝えます。定型文があると思います。「今後ともよろしくお願いします。今後の選考でお会いした時はよろしくお願いいたします。」などと、時と場合によって変わりますが、基本同じで良い。メールの終了がわかれば良い。
6. 署名
これは忘れがち。署名には、所属、名前、住所、電話番号、メールアドレスを記載するのが一般的だと思います。
さらに、就活プラス
基礎的なメールの仕方は、ご存知かもしれません。それに自分と相手しか、知らない内容を加えれば、完璧です。例えば、面接官の名前や話の内容、見た物、体験したこと、質問したことに対する答え」を書く。他にも、色々あると思います。大事なのは、「相手に興味を持っていてると示せるか」です。本気でその企業に入りたいと思ったら、お礼メールも凝って書くべきです。(書きすぎはNG)
こちらは、ある一次面接で、送信しようとしていたメールの例・テンプレートです。
【件名】本日(○月◯日)の一次面接のお礼/◯◯大学 ○◯◯○
【本文】
○○株式会社
人事部 ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部○○学科の○◯◯◯でございます。
本日は貴社の一次面接に参加させていただき、
誠にありがとうございました。
私からの質問にも丁寧に詳しくお答えいただき、深く感謝しております。
具体的な業務内容だけでなく、業務を行う際の気持ちも伺うことができ、入社後のイメージができ、入社意欲が一層強まりました。
特に、○○様が、「研究をする際は、〜だけではなく、〜が大事だ」と仰っていたことに、深く共感いたしました。
貴社への理解をさらに深めて参りたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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○○大学○○学部○○学科
○○○研究室
○◯ ◯◯
〒XXX-XXXX (研究室の住所でも良い)
○○県○○市○○町○ー○ー○
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.jp
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手紙編
こちらは手書きなので、結構大変。送料もかかるし、相手側も受け取る必要があるので、かなりお世話になった時に送る必殺技。研究職の場合は、長期インターンで、実際に研究や実験をさせてもらったり、研究所・工場見学をさせていただけた時に書く。また、内定者懇親会や内定式の後でも書いても良い。(メールでも可)
書き方は、少し難しい。
1. 頭語
拝啓などの言葉を書く。
2. 時候の挨拶
会社に送るので、年中問わず書ける「貴社におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。」が無難。
3. 本文
こちらは、メールと同じような書き方で良い。ただし、内容量がメールより多いので、詳しく書く必要がある。
4. 日付、名前、宛名
これを書いて、締めです。
この流れは、メールとほぼ同じです。しかし、書く際、一行あけたり、一マスあけたりと、少し難しく感じると思います。なので、実際のサンプル・テンプレートと比較しながら、書くと良いでしょう。
また、手紙の際、注意すべきは、封筒に入れて郵送する時に発生するマナーです。封筒に入れるだけでは、不十分で、添え状を用意し、手紙と一緒に透明なクリアファイルに入れます。そのクリアファイルを封筒に包み、郵送します。よく忘れがちなので、気をつけましょう。この仕方は、履歴書を郵送する場合も同じなので、添え状とクリアファイル!と頭に叩き込みましょう。
就活にポケットwifiは必須
大学生、大学院生、短大生、専門学生の人は必見です。就活前に行う準備のうち一つはこれ。持ってない場合は、1ヶ月格安で借りられます!!絶対持つこと、強く勧めます!
なぜなら、ESや動画を送受信する機会が多い。動画面接もある。ESや面接前に企業のHPに行って調べる。結果、通信量がえげつなく増える。企業毎のマイページに飛んでロードが遅いと、一分一秒を争う「面接時間が選択式の場合」に自分の思い通りの時間帯が埋まってしまう(これは結構ある!!!!まじで注意!メールきたらすぐ確認!)。そもそもスマホより、パソコン用に必須(忘れがち)。などなど、、、
でも、「カフェや駅、ホテルでなんとかなるんじゃないのか?」と思う方もいるかもしれませんが、正直きつい。就活中は、説明会や面接でスケジュールがパンパンで、Wi-Fiを探す時間すら惜しい。スマホの速度制限なんかきたら最悪。
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これもチェック
「OfferBox」は研究職の新卒オファーも来る!むしろ、研究で忙しい理系向き! - ミーハー・ケミスト
研究職のお金
薬学系理系(有機化学、無機化学、核酸、分析化学、薬物動態、、臨床系、ゲノム編集)の卒業先の年収を比較します。研究職といっても、企業・大学・国によって、年収は変わってきます。
企業
就職する人が一番多いですね。企業によって異なりますが、大まかな傾向はあります。
国内製薬会社
800万〜1100万
・なんといっても、福利厚生が充実。家賃補助が7割ぐらい負担。だいたい6万〜7万円の補助金が出ます。
・完全フレックス制を導入している場合が多い。
・育児休暇等も取りやすく、産後復職率はかなり高い。
・お金だけでなく、働き易い環境が整っている。
しかし、リストラがある。創薬の難易度が増していたり、新たなモダリティが出てきているので、自身の研究分野次第で、この業界から締め出されることもあり。実際に某超大手製薬会社は、ある研究分野の研究人員を400人→20人に減らした。
外資製薬会社
1000万〜
・お金はかなり貰える。成果主義。
・福利厚生も国内並みに充実。
・しかし、日本に研究所ない場合が多いので、外資系で働くのなら、海外の研究所になる。
・競争が激しいので、リストラは当たり前。より良い環境を求め、転職も当たり前。
国内化粧品会社
600万〜800万
・ネームバリューがあるので、女性から羨ましがられる。
・福利厚生は、製薬会社には劣るが、一般的な企業に比べると良い傾向。
・大手は、あまり研究はしてないので、狭き門。逆に中小企業の方がしている。
国内化学会社
600万〜1000万
・給料は年功序列の色が強い。
・福利厚生は、製薬会社には劣るが、一般的な企業に比べると良い傾向。借り上げ社宅ではなく、寮や社宅の場合が多い。
・ホワイト業界としても有名で、のんびりしている企業が多く、定時に帰れるので、ワークライフバランスがいい。
・給料は企業によって、幅があり、大手の方が良い傾向がある。(工場ワーカーも含めている年収なので、研究職は上記価格より少し多い)
大学
博士後期課程やポスドクの経験を経て、就けるプロ。
教授 900万〜1100万
准教授 600万〜800万
助教授 500万前後
・多くもらっているような印象だが、色々考慮すると少ない。
・平均的な年齢 : 教授55歳前後、准教授45歳前後、助教授30歳〜40歳
・福利厚生はないし、休みも取りづらい。
・助教授になるまでに、下積みが必要。
・裁量労働制なので、残業代がなく、ブラック。
・好きな事をできるので、好奇心が強く、やりたい事をとことん突きつめたい人には向いている。(授業もあるので、事務作業もある)
私立大学
教授 1000万〜1200万
准教授 600万〜800万
助教授 500万前後
・国公立大学と変わらないような気がするが、平均的な年齢が低い。
・また、学生からお金を多く頂いているので、環境が整っている場合が多く、働き易い。
就活にTOEICはいるのか?(理系大学院生の研究職内定者が語る)
就職活動を無事終えた、理系 某国立大学院生が就職活動で感じたTOEICの影響力について語ります。
ースペックー
・TOEIC800点
・海外留学経験あり
・理系大学大学院
・有機化学専攻
・製薬・食品・化学メーカー
・研究職
恥ずかしながら、以上のような私です。はっきり言うと、TOEICの点数は、正直必要ないと感じました。
就職活動の内容・結果は、
・ES提出 30社
・ES通過 8割
・一次・二次面接通過 6~9割
・最終面接 10割
・内定4社 になります。(いずれも大手メーカーの研究職)
上手く就活を満足いく結果に終えることができました。
が、面接の中で、英語ができるという点を評価されることは、一社しかありませんでした。つまり、TOEICに時間を割くよりも、他の事に労力を費やした方が、良いと思います。
実際に、TOEICの点数が500点代の同期Aも、大手製薬会社から2社内定を頂いていました。
しかし、英語という点に関して、評価されることは少なかったのですが、1カ月間の海外短期留学の経験は、褒められることが多かったです。今では、簡単に海外に行けるので、留学経験のある学生が増加していると聞きますが、理系の大学院生では少ないのかもしれません。
これもまた、同期Bの話になりますが、私より少ない期間(一週間程度)の海外短期留学の経験がある場合でも、かなり話のネタになったそうです。
つまり、
単にTOEICの点数が700点以上あるからといって、有利になることはなさそうです。
むしろ、
なにか特別な経験・体験がある方がいいと思います。
例えば、
・実験・研究を頑張った
・留学
・アルバイト
・部活動
・人に自慢できるほど極めたこと
・特技
・幼少期のかなり特別な経験
などが挙げられます。これらは、実際に就活で出会った他の学生から見聞きした内容になります。やはり、スペックも大事なように思うかもしれませんが、それだけではなく、人を惹きつけるようなモノがあると良いと感じました。
最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。